終戦から65年

ょっぴ

2010年08月14日 23:36

きっとさまざまな思いで迎えるだろう明日は終戦から65年の日。


私の祖父も戦争に行った中の一人で、昔から戦時中の話をよくする。


歳をとって痴呆が進んできた最近では戦争の話しかしない位。


でも、今の事を忘れても、戦時中の事は事細かにしっかり覚えてる。


”いついつのどこどこで、誰だれとこんな事をした。”

”こんな事をしたから大佐からこんな事を言われた。”

”どこどこで何なにを食べながら、こんな話をした。”


私も普段の生活でそこまで覚えてられないって位、
すごく些細なことまで鮮明に。


それを祖父は面白可笑しく話したり、楽しかった事を話してくれる。


以前はそれを”また戦争の話・・・・・”なんて思った事もあった。


そんな自分がすごく恥ずかしい。


きっとその話の中に出てくる全ての方が
生きて終戦を迎えたわけじゃないだろう事に気づかずにいたんだよね。


祖父にとって、その頃の話をする事で供養の意味もあったのかもしれない。


いつも忘れないためにも同じ話を繰り返してるのかもしれない。


そしてよっぽど強烈な思いをしたからこそ、事細かに覚えてるんだ。


この時期になると、毎日戦争の番組を放送してて、
それを見て”戦争”を知り、「そう言えばその時期だった」と思いだす。


忘れてるんだよね、いつもは・・・・・


でも祖父にとったら毎日が”戦争”に通じてる。


私はその当時だったら非国民と非難される人間だ。


情けない・・・・・


でも今は確かに風化してて、語り継いでくれる方も少ない。


いつか忘れてしまうんだろうか。


ちゃんと自分の子供に伝える事が出来るんだろうか。


何でも手に入って何でも出来て。
平和ボケしてるこんな時代の私たちが、そんな大役を果たせるんだろうか・・・・・


戦争の残酷さ、無念の思い、命の尊さと儚さ、
日本とゆう国の為に命をかけて守って下さった方がたの事を・・・・



でも、どんな思いで”お国の為に”と命をかけたのか・・・・・
私には到底分かるはずもないけど、
それでもこうして今の日本を作り上げてくれた方がたがいた事は
しっかり我が子に伝えなくてはいけない。


それが親としての義務だと思うから。




「そして絶対、戦争をしてはいけない事を忘れてはいけない。」










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